こんにちは☻ 板橋区の訪問マッサージ会社エムズクルーです!
今日はご利用者様カルテと題し、エムズクルーのご利用者様の訪問マッサージストーリーをご紹介したいと思います。
これはシリーズ化して、いろんなパターンのストーリーをご紹介できたらなあ…と思っております。
☆カルテ No.1
寝たきりスタートの男性ご利用者様。
「歩きたい」というご希望をお持ちでした。初めは奥様からの依頼により、無料体験でご訪問しました。
ご本人は歩けるようになりたいという強いご希望をお持ちでしたが、いざマッサージを試していただこうと、開始しようとしたところ、身体に触れられるということに対しての強い拒否反応を示されたのです。
どうして、体験を依頼されたのだろう?不思議に思ったこのポイント。
実は訪問マッサージ業界では「あるある!」だったりします。
訪問リハビリと訪問マッサージの違いがみんなわからない!
訪問マッサージをご利用体験していただくにあたって、広告からのお問い合わせ、知人からのご紹介の他に、担当されているケアマネ様からのご紹介もあります。
そう。この患者様と奥様は最初、ケアマネ様からご紹介いただいた方だったのです。
ケアマネ様からのご紹介であれば、もちろん信頼は絶大。ここで内容の相違について適切な対応ができないと、ご利用者様も混乱し、そのまま二度とご利用を考えていただけないかもしれない…
このようなケースは、無料体験の依頼を受け、直接訪問するまでわからなかったといったことが多々あり、とても対応に気を遣うべきところであります。
まずは、訪問リハビリと訪問マッサージとの違いをしっかりお2人に説明、改めて希望をお伺いし、施術内容をご希望された内容に沿って行うといった対応をしました。
こちらのご利用様は触れられることに強い拒否反応があったため、まずは関節運動から始めてみませんか?という提案をします。
ご同席いただいた奥様も共に協力していただき、まずは自分で関節を動かしてみるといった自動運動の指導からスタートしたのです。
しばらくこちらの方法で様子をみることにし、まずは施術者が家に訪問してくることに慣れていただきました。
自分で身体を動かしていただき、動かすことが困難な場所に差し掛かったときに、少しずつ補助に入り、今度は触れることに慣れていただきます。
触れることに少しずつ慣れてきたあたりで、マッサージで少し身体の固さをとっていきませんかと提案し、ここでやっとマッサージの施術をスタートさせることができました。
何より大切だったのは、ご利用者様のペースに合わせること。信頼関係を築くことにしっかり時間をかけること。ご家族にも協力を仰ぐこと。
マッサージを開始することができた段階で、目標とする歩けるようになるためのプランを一緒に作成します。
ここからは、施術者とご利用者様の二人三脚で、とにかく前向きにトレーニング。
施術中やトレーニング中は、施術者の気分はテーマパークのキャストのように振る舞い、盛り上げて心を解きほぐしていきます。
こちらのご利用者様は、寝たきりから、起き上がって歩けるまでに回復したのです!
寝たきりだから無理、触れられたくないからマッサージなんて無理、そんなことはありません。
一人一人に合わせたペースやプラン、進め方はたくさんあるのです。
一番大切なのは、信頼関係の構築ではないかと思うのです。
持病や後遺症などで動くことが困難な方の中には、心を閉ざし、塞ぎ込みがちな方も多いです。
マッサージだけでなく、様々な方向からのアプローチで、少しでも生活の質を上げてもらいたい。この心で向き合うことで、きっとご利用者様が求めているもの、必要だと思われる施術や対応がみえてくると思うのです。
マニュアル化された対応も、もちろん合理的でいいと思います。
しかしマッサージというのは人と人の信頼関係があってこそ効果を発揮するもの。
一人一人と向き合っていくことを大事にしたい。
そんなことを改めて教えてくれたご利用者様のお話でした☻
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました☆